いよいよ梅雨本番、夏本番だ ‼

レイニーシーズンは、湿気が我慢できません。おまけにこの降りそうでそうではない
天気は
朝市が終わるまで持ってくれるかな、とやきもきする気分もしんどい。

      

そんなどっちつかずの気分も、思いがけない早々の彼女の登場で一転、さあ開店だ !
途端に元気が出てくるから不思議だ。
それでもこのところのお客さんを思うと、今日は仕入が多かったかな、と後悔も少し。
ここらあたりが販売の難しさですかね。

    

農園作業で収穫のじゃがいもを売りたい、と持ち込んできたかご。完売を目標なら
開店前から店に出しとこう、と精米、単価の高いフルーツのはざまで野菜がひとかご。
成果はまずまず。

体調がすぐれず、朝市に参加できないといって帰っていった仲間。

朝早く来るなり、今日はこんな買い物がしたいといって、持っているお金と買い物が
どうしても合わないから無理だといったら、泣きながら抵抗する仲間。

クッキーの販売よりもこの瞬間は、疑問を解決することが大事だと通所記録について
問いただす仲間。

       

最後には、バランスをくずして腰から転倒。頭に擦り傷を負った仲間。病院への道々
学校の時から何度となくお世話になった病院物語を話してくれました。

今日は、色々な仲間のシーンを見せて頂きました。普段は売り場の事で頭がいっぱい
でひとりひとりの仲間の事が見えていないなあ、と気づかされた朝でした。
みんな実に多様な生活を送っているんだ。

いまちょっと金子みすゞに入れ込んでいます。


私と小鳥と鈴と

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面（じべた）を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

金子みすず記念館館長　矢崎節夫　選